2012年4月25日水曜日

Flint Blog


あけましておめでとうございます。 昨年は皆様に大変お世話になりました。

私は昨年もいつもどおり、宮城県仙台市の実家で年を越しました。 実家に居ると、普段は殆ど観ることのないテレビの前で過ごす時間が長くなるのですが、これに関してちょっと気になったことがあります。 昨年は東日本大震災があったため、どのテレビ局・番組も揃ってこの話題を取り上げていました。 災害からの復興を目指し、それに向けて立ち上がる勇気を持ちましょう。 「がんばろう日本。」 「東北の皆さん、がんばってください。」 それはそれで結構なのですが、では私たちは具体的に、何を「がんばってる」のでしょうか。

ネットを眺めていても、言い方は悪いのですが、震災が「国民が団結・結束するためのイベント」として捉えられているのではないかと思えてきます。 映画や小説などで、展開を盛り上げるために物語に織り込まれる困難と挫折と悲劇。 悲壮感に酔い、絆の美しさと有り難さを再確認するための儀式。 地震の発生から九ヶ月が経過した今もなお (それとも「今だからこそ」でしょうか)、社会全体が「災害ハイ」とでも呼ぶのが相応しいような、異常な興奮と高揚感の中にあるように感じられてなりません。

現在このエントリを書くのに使用しているPCは、4ヶ月ほど前に購入したDELLの Inspiron 570 というデスクトップモデル。 直販ページを見ていただくと分かるように、とにかく安価い。 しかも、21.5インチの液晶モニタ (ST2220L)が、これまた格安で付属してきます。 これは独立したばかりで資金の乏しかった (今でもそれほど潤沢ではありませんが) 私には非常に魅力的な製品で、即断・即決でこれを購入しました。

ほどなく商品が届いたので、早速組み立て開始。 モニタの箱には D-Sub と DVI-D のケーブルが同梱されていたので、迷うことなく DVI-D を手に取って、本体とモニタを接続......しようとした私の手がはたと止まります。 PC本体の背面にあるのは、D-Sub と HDMI の出力端子のみ。 DVI-D の出力端子は見当たりません。 どうやら、付属のビデオカード (Radeon HD 4200) は、DVI-D インターフェイスをサポートしていないようです。 「HDMIケーブル付けないで、使えないDVI-Dのケーブルを付けてくるって何の嫌がらせだ。」とこぼしつつ、仕方がないのでとりあえずは D-Sub で接続し、基本的な設定を終えた後、コジマに行ってHDMIケーブルを入手してきました。

さて、問題はここからです。

以前のエントリで「次回は履歴を保存する方法について解説します」と書いたのですが、その前に気になるテーマを見つけたので、今回は予定を変更してそちらの解説を行いたいと思います。

その気になるテーマというのは、表題の通り、関係データベース (RDB) における配列の取り扱いについて。 そもそも、リレーションモデルでは、原則的に単一のカラムはスカラを表すため、これを用いてベクタである配列を直接表現することはできません。 (参考: リレーションの正規化#第一正規形 - Wikipedia) しかしながら、実際には配列というデータ構造を用いずにシステムを設計・開発することは現実的に不可能です。

結論から言えば、関係データベース上で配列を表現するためのごく簡単なテクニック (というほど大げさなものでもない) があるのですが、少なくとも私が観察した範囲では、その手法にはこれと言った名前が付けられておらず、また、それを採用せずに、奇妙あるいは姑息な手段で配列を実装しているシステムが頻繁に観察されます。 そうした手段を用いて構築されたシステムは、保守性・拡張性に乏ため、正直なことろ、あまり関わり合いになりたくないもの。 そんなわけで、正しい配列の表現が普及することを願って、今回のエントリを上げる次第です。

11月より新しい仕事が始まりましたが、今回は先方の所在地・就業規則の関係でマイカー通勤ができないため、バスを使うことになりました。 私はこれまでの人生で、バスを日常的な交通手段として使ったことはなく、またバスに乗るのも数年ぶりのことなので、少々緊張していたりします。 なにはともあれ、これから数ヶ月はバス通勤となる見通しなので、定期券を購入。

一日あたり往復で ¥550 (往路 ¥290, 復路 ¥260 と何故か値段が違う。復路の方が区間長いはずなのに...。) と結構馬鹿にできない額なので、定期券でなるべく出費を抑えようと思ったのですが、三ヶ月パスのお値段は ¥31,120 (+ デポジット ¥500) 也。 えーっと、一ヶ月に20日出勤するとして、三ヶ月間毎日現金で払ったとすると、総額で ¥33,000 なので、定期を買うことによって節約できるのは ¥1,880。 比率にして約5.7% ...って、あまりお得な気がしませんぞ。

とは云うものの、バスに乗るたびに小銭の確認をし、必要ならば両替機を利用する手間などを考えれば、やはり定期券は買っておくべきでしょう。 財布の中に一万円札しかない場合などは悲劇に見舞われることになりますので。

そういえば、今更ですが、バス定期券もICカードになってるんですね。 紙に区間と有効期限が印刷されたものを渡されるものだと思っていたので、ちょっぴり驚き & 感動でした。

最近、ある友人と、人付き合いにおける感謝の大切さということについて話をしました。 感謝の仕方というのは人によって違うわけですが、そのとき焦点となったのは、その方法が場面や関係において適切なものであるかということ。 例えば、ある女性が恋人にネクタイをプレゼントする際に、彼女自身が選んだものを贈るのと、彼にお金を渡して本人に好みのものを選ばせるのとでは、どのような違いがあるか、というような問題です。


インテリア何色が黒でよく見る

後日、このときのことを思い返していたところ、ここ7~8年ほど私が感じている問題がふと頭をよぎりました。 諸事情により、私は大学院在籍中からビジネスの分野と関わってきましたが、その頃から現在に至るまで、「現在の社会は技術者を軽視している」という感覚・認識を持ち続けています。 幸いにして、これまでのところ、私は技術提供に対して相応以上の金銭的な対価を受け取ることできる環境におり、その点において不満を持ったことはありません。 しかし同時に、自分や身近な技術者に対して、社会が向ける「何だかよくわからないことに取り組んでる気味の悪い連中」という視線を背中に感じてきたこともまた事実です。

充分な対価 (賃金) を受け取っているはずなのに、そのことを素直に手放しで喜べないのは何故か。 そんなことを突き詰めて考えったところ、最初に述べた「恋人へのプレゼント」の話と同じ構造の問題なのではないか、と思い当たりました。 どちらのケースにおいても、その対価あるいは感謝に「敬意」が伴っているかどうかが重要なポイントとなるのではないでしょうか。

各利用者に対して個別に、適切なサービスを提供する必要のあるシステムでは、アカウントの発行を行うのが一般的です。 しかし、このアカウントを「正しく」運用していない (できていない) ために、管理上の問題やセキュリティ・プライバシィ上の脆弱性が発生しているケースが少なくありません。

特に多く見られるのが、複数の人間が同一のアカウントを「共有」している状態です。 例えば、「営業」関連のデータにアクセスするときはユーザ "sales" で、「人事」関連のデータにアクセスする場合はユーザ "personnel" でログインする、といった運用がこれに該当するでしょう。 販売部に所属している人は、ユーザ "sales" のパスワードを知らされており、人事部に所属している人は、ユーザ "personnel" のパスワードを知らされているという運用。 そして、社長はすべてのユーザのパスワードを知っているというような具合です。 (下図参照)

さすがに部署のデータをこの例のように杜撰に管理している会社は少ないだろうと思いますが、例えば、ウェブコンテンツなどのファイルをセクションごとにこのように分けているところは結構あるんじゃないかと。 このようなアカウント運用は、大きく分けて三つのデメリットを抱えています。 では、それらについて、詳しく考察していきましょう。

厳しい残暑が緩んだと思ったら、急に肌寒くなってきたこの頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 (私は慌てて秋・冬ものの衣料をケースから引っ張り出してきております。)

九月末を以って、二ヶ月間続いた仕事に区切りがついたので、気分転換と情報収集を兼て、山梨県立博物館を訪れてきました。 甲斐国 (かいのくに) ということで、武田氏による為政や、鉱山・治水に関連する資料が豊富で、自分の興味のあるテーマを追うだけでもたっぷりと楽しむことができます。 また、山梨が生糸・和紙の産地としても有名であったことなど、これまで知らなかった情報も得ることができ、大変ためになりました。

なかでも私の興味を引いたのは、近代に入ってから山梨県を中心として多くの人々を苦しめた地方病に関する展示です。 現在では、この病気は日本住血吸虫という寄生虫によって引き起こされるものであることが分かっているわけですが、その知見が得られるまでの試行錯誤と、これを撲滅するための官民をあげての取り組みの歴史に触れると、その気の遠くなるような努力の積み重ねに、圧倒されずにはいられません。 とりわけ、感染経路の特定のための、科学者たちがその身を挺して行った各種の実験と考察は、「凄まじい」の一語に尽きるでしょう。

また、当時全県に配布された『俺 (わし) は地方病博士だ』という冊子は、地方病への取り組みだけでなく、当時の世相を知る上で、大変参考になる資料です。 館内にはこの冊子の複製が置かれており、ここでそのすべての内容に目を通すことができました。 昭和町にある 風土伝承館 杉浦醫院 で復刻版が購入できるとのことなので、こちらにもぜひ近いうちに足を運んでみたいと思います。

杉浦健造博士をはじめとする先駆者の研究で、明治37年に寄生虫・日本住血吸虫が確認され、大正2年の感染経路や中間宿主の発見で、地方病の原因や予防法が明らかになると行政と住民が一体になって、地方病に罹らない為の普及、啓蒙活動と終息に向けての多角的な施策が実施されました。

その普及、啓蒙活動の象徴的な一つに、山梨県医師会付属・山梨地方病研究部が大正6年5月に発行した「俺は地方病博士だ」の冊子があります。 子どもを対象に作られた啓蒙冊子なので、興味をひくよう絵本にし、川遊びに興じている凸坊(でこぼう)と茶目(ちゃめ)吉(きち)を「洋服を着てひげをはやしたおじさんが来て、いきなり襟をつかんで川から引き上げました」と物語り風に始まるなど、随所に工夫が見られます。 富国強兵の時代を反映して、博士は、「地方病が広がると、国が貧乏になって弱くなり、ドイツどころか支那と戦争も出来ない様になる。地方病は貧国弱兵病だ」と少年に説くなど、説教内容も面白く一気に読めます。 何より、むき出しの上から目線で「俺(わし)は地方病博士だ」というタイトルも「末は博士か大臣か」の身を立て、名を上げが共通価値観だったこの時代を象徴しています。


ポーチの光の中で電球を交換する方法

以前、NHK「みんなのうた」で放送されていた谷山浩子の「そっくりハウス」が聞きたくて、このCDを購入したのですが、その中に「おいしくたべよう」という曲が収録されています。 いかにも子供向けといった雰囲気の歌なので、買ってしばらくはそのトラックは聞き流すようにしていたのですが、ある日ふと自分の中で何かが引っかかっていることに気がつきました。

良いこと、おめでたいことがあったとき、あるいはその反対に、落ち込んだときなど、私たちは何気なく「今日は美味しいものでも食べよう」なんてフレーズを口にします。 これはもう無意識的なものなのでしょうが、これは「おいしさ」の在り処を、食べ物そのもの、あるいはそれを提供する側に求める態度に他なりません。 翻って、この「おいしくたべよう」に込められたメッセージを考えてみると、「おいしさ」が、食べる側の所作なり気の持ち方なりの中に求められていることがわかります。 「おいしいものをたべる」と「おいしくたべる」- 字面はよく似ていますが、なんと大きな隔たりのある概念でしょうか。

これは「食事」だけでなく、「仕事」についても言えることではないか、と私は考えています。

コンピュータ・システムは一般的に、それが扱うレコード (データのまとまり) が個別に正しく扱われるようにするために、その各々に対して「ID (identifier = 識別子)」と呼ばれる値を割り当てます。

IDは、システムの時間的・空間的な運用範囲において、個々のレコード一意に識別することができるように設計しなければなりません。 これらのIDが利用される範囲は、即ち、そのシステムが影響を及ぼすことのできる範囲に等しく、故にこれは、そのシステムの「規模」そのものであると考えることができるでしょう。 従って、IDに関する設計 (デザイン) は、そのシステムの在り方、そして品質を大きく左右する要素となります。 しかしながら、所謂プロの開発者の中にさえ、このIDの設計に関して杜撰あるいは無頓着な人が多いように観察されます。

そんなわけで、このエントリでは、IDをどう設計すべきか (あるいは、どう設計すべきでないか) について、具体的な失敗の事例を交えつつ、私の考える「勘所」について述べていきたいと思います。 (案件の特定を防ぐため、細部は微妙に変更しました。)

現在、カール・セーガンの『悪霊にさいなまれる世界 (The Demon-Haunted World)』 を再読中なのですが、この本の中にこんな文が引用されています。

気分さえよければ真実かどうかなど気にしないというのは、金さえ手に入れば汚い金でもかまわないというのと同じくらい倫理的にたちが悪い。

『季節のめぐり』/ エドマンド・ウェイ・ティール

このセンテンスは結構人気があるようで、検索をすれば、本書からさらにあちこちで引用・紹介されているのを目にすることができるでしょう。

私も以前、発表 (プレゼンテーション) の資料の中にこの一文を引いたことがありました。 その際、英語版のスライドを用意する必要が出てきたため、この原文を探したのですが、ググってもなかなか出てきません。 このときは、なんとかかんとか行き着くことできたのですが、今回の読み返しにあたって改めて探してみたところ、またもやかなりの時間を消費してしまいました。 そんなわけで、他にこれを調べる方がこれ以上時間を浪費することがないよう、ここにメモしておこう、と思い立った次第です。

It is morally as bad not to care whether a thing is true or not, so long as it makes you feel good, as it is not to care how you got your money as long as you have got it.

"Circle of the Seasons" / Edmund Way Teale

ところで、この邦題『悪霊にさいなまれる世界』は改められたものだとか。 最初は『カール・セーガン科学と悪霊を語る』で、その次に出版されたときには『人はなぜエセ科学に騙されるのか』となり、そして今回の早川文庫版でこの直訳に近いものになったそうです。

確かに直訳を当てるのが必ずしも良いわけではないですが、「さすがにそれはちょっとどうなのよ?」ってタイトルもかなりありますよね。 "Keep Yourself Alive" → 『炎のロックンロール』とか、もはや跡形もないわけで。 あ、でも『ウハウハザブーン』はピッタリと思います。

甲府はまだまだ暑い日が続いていますが、九月に入ってからは日差しの加減や、植物の色付きの変化で、秋の訪れが感じられるようになってきました。 ここ最近はアップロードするネタもないのですが、keep alive としてエントリを投稿してみることに。

先日は、富士吉田市に営業回りに行ったついでに、河口湖や青木ヶ原樹海を見てきました。 間近で見た富士山の大きさにも感嘆。 「ふじさんでけーな!」

色々やりたいこと・やっていることはあるのですが、ある程度組み上がってからでないと、発表できないというか発表しても意味がないというか、そんなフェイズにおります。 概要を簡単に説明するならば、ある種のパーサを備えたプログラムを幾つか企画中なのですが、それらのパーサはその動作のベースとして字句解析機を必要とします。 で、どうせ作るなら汎用的な字句解析機を作ろうと思い立ちました。 そうなると、これまで若干テキトウ (「適当」ではない) にやってきたテキストデータの扱い (特に文字コード対応) をきちんとするために、ライブラリに手を入れる必要が出てきます。 その修正はかなり込み入った仕様変更となるため、きちんとドキュメントを作れるような仕組みを用意しないと後々困ったことになることは想像に難くありません。 と、そんなわけで、現在はそちらの作業にかかっているところ。


屋根裏尾根ベントフォーラムをインストールする方法

それに加えて、生活の変化によるストレスなのか何なのか、体調が悪いというわけでもないのですが、肉体的にも精神的にもいまひとつアクセルが掛かりづらい状態に陥っております。 (´д`;) ふにゃあ。 まぁ、これは独立する前から度々 (三ヶ月に一回くらい) 起きていた現象なので、あまり深刻にならず、気力が戻ってくるのを待つのがよいのでしょう。

成田 (休息や気分転換も効率よく!)

月日の経つのは速いもので、甲府に来てからもう二ヶ月になります。

先にも述べた通り、比較的早い時期に当面の仕事にありつくことができ、昨日は独立後初めての収入を手にすることができました。 何を措いてもまず、現在の仕事先の会社の皆様、ならびに、周囲で支えてくれた家族, 友人その他の人たちに感謝、ですね。

当然ながら、色々と生活も様変わりしたわけですが、個人的に強く感じているのは、「通勤時間」の生活に占めるウェイトでしょうか。 会津にいた頃は、通勤路が混むこともまずなく、スクータで10分も掛からずに家から会社まで移動することができました。 現在常駐させて頂いている会社は、自宅と同じ甲府市内にあり、距離としてもそれほど離れてはいないのですが、朝夕は道路が混雑するため、片道に30分は見積もっておく必要があります。 往復で合計一時間は車内で過ごすことになったわけですが、運転中は当然本を読むわけにはいきません。 そのため、朝は手持ちのCDで音楽を聴いてテンションを上げつつ出勤、というのがパターンに。

そんなわけで、今回のエントリでは、最近お気に入りの曲を三つほど紹介してみたいと思います。


現在、ウェブ上でCSSの編集・生成を行うシステム (開発コード: Cimejes) を作成しています。

今までは、CSS を記述するにあたっては、普通のテキストエディタを使っていました。 それはそれで、サクサク書けて小回りも利いて快適なのですが、色々と不便な箇所も。

例えば、CSSには「定数」という概念がないので、同じ値の「色コード」や「フォント名」がファイル内のあちらこちらに散らばってしまうという問題があります。 従って、サイトのテーマカラーなどを変更しようとすると、これらを一つずつ修正しなければなりません。

また、動作確認のため、その一部をコメントアウトすることも多いのですが、CSS 2 では (CSS 3 はよく知らない) /**/ を用いたブロック型のコメントしかサポートされておらず、無効化する範囲をネストさせることができないため、この作業に手間が掛かったりしてフラストレーションを感じることもしばしば。

そこで、CSSをツリー構造を使って表現・管理するシステムを作ろうと思い立ちました。 掲載したスクリーンショット (クリックで拡大できます) は開発中のものですが、基本的な機能は既におおよそできあがっています。 例えば、プロパティの値に、$color_theme_major と書き入れておくと、その部分がCSSの生成時に定数値として設定された文字列 (この例では、"#c00000") に置き換えられる、という寸法。 $PATH_WWW は組み込みの定数で、サイトのパスを表す文字列 (例: "www.flint.jp/blog/") に置き換えられます。 また、ノードやプロパティの状態 (有効/無効) を切り替えることで、グループ単位で、CSS出力のON/OFFを制御することも可能。 ……どうです?結構便利そうな機能だと思いませんか?

あ、「動的生成は重そう」と思ったそこのアナタ! 心配はご無用。 生成結果はキャッシュとして保存されるので、読み出しのコストは静的ファイルを用いる場合と変わりません。

というわけで、主に自分で使うことを想定して作ったシステムですが、需要があれば、外部にも提供していきたいと考えています。 ただ、どれほどの需要があるか今ひとつ把握できない (Dreamweaver などのオーサリングツール使ってる人には興味を持たれなさそうな予感……) ので、もし「興味がある」「試しに使ってみたい」という方がいらっしゃいましたら、コメントを書き込むなどしてお知らせください。

先の仕事は Ruby of Rails でしたが、その次は Android アプリ改修のお仕事がやってまいりました。 SDK が Java で提供されているので、Eclipse をインストールして作業中です。

Java & Eclipse を触るのは実に5年ぶり。 知らない間にバージョンが一個上がって 1.6 になっていたので、少し心配していたのですが、言語仕様には殆ど変化が見られません。 (個人的には、Java は 1.5 で 時点でジェネリクスが導入された時点で、言語としての基礎が固まったと考えていたので、今回図らずもそれが実証されて痛快。 仕様が安定していること、言い換えれば「枯れている」ことは、それだけ完成された、信頼できる言語だということです。)

とにもかくにも、Ruby on Rails の「設定より規約」という思想のもとに魔術化されたグロテスクなフレームワークに比べれば、Java による開発は天国と言ってよいでしょう。

しかしながら、受け取ったソースが、JNIを使用しており、しかもそのネイティブコード内でセグメンテーション違反で落ちるため、なかなか手が出せずにいます。 せめてネイティブ部のソースがあれば手の出しようもあるのですが...。

問い合わせのメッセージを送信するためのフォームを設置しました。

仕事のご依頼, 見積り, 単価などに関する質問などがございましたら、お気軽にお寄せください。


先日のエントリでは、Live Messenger 2011 のユーザインターフェイスについて思うところを述べました。 しかしながら私は、このアプリケーションに限らず、ソフトウェア、あるいはもっと広く「デザイン」と呼ばれるもの全般が同様の問題を抱えている、と考えています。 これはつまり、私たちの社会全体が「デザイン」というものを軽視あるいは曲解し、これにまともに取り組むことを避けているのではないか、という疑念です。

日本では「デザイン (design)」という言葉は多くの場合、それに対応する日本語である「設計」とは違った意味合いで用いられています。 ある機能・性能を実現するために、「何を」「どのように」作るのかを考えるという本来の目的が見失われ、斬新・奇抜あるいは印象的な外観を与えることに主眼が置かれてしまっているケースがあまりにも多くはないでしょうか。

日本人の多くは「デザイン」という言葉を誤解して認識しているようだ、と常々感じる。 たとえば、家にペンキを塗ると、近所の人が「どうして色を変えたのですか?」と尋ねてくる。 特に理由はないので、「気分転換です」と答えると、「ああ、デザインですか」と言われたりする。 この場合、「機能的な理由でなく、好き嫌いの問題だ」という意味で「デザイン」が使われているのだ。 「単なるデザイン」などというフレーズも頻繁に耳にするところである。 「物理的な根拠はないが、模様や格好だけを奇抜にしてみました」といった様子を表しているらしい。

非常にまずいことに、こうした誤解をしている人は、デザインを専門の職能とする「デザイナ」と呼ばれる人々の中にも少なくありません。 そのようなデザイナは、対象が果たすべき役割や、期待される性能について理解しようとせず、自分の感覚において「美しく」「スタイリッシュ」に見えるように、その形を変えてしまう傾向があります。

コンピュータシステムの使用において、データの削除は最も危険な操作の一つ。 実際、「誤って削除してしまったデータをなんとか復元できないか」というユーザからの問い合わせは日常茶飯事です。 特に対象が重要なデータである場合、必死の形相で頼み込んでくるユーザへの対応は、こちらとしてもかなりの精神的重圧を伴うため、あまり何度も経験したいものではありません。

こうした問題への対応策として、ディスク上からデータを削除するのではなく、そのレコードに対して「削除した」というフラグを立てる、という方法があります。 その上で、削除フラグの付いたレコードについて、システムが一切の操作を行わないようにすれば、ユーザからはあたかもそのレコードが削除されたかのように見えるでしょう。 (というか、原理的に区別する方法は存在しません。)

この仕組みを実装するため、私はデータベースを設計する際に、ほぼすべてのテーブルに、"disabled" という名前の INTEGER (整数) 型のフィールドを付けることにしています。 ここで、ある程度ソフトウェア開発の経験がある方は以下のような疑問を持つかもしれません。

  • 名前が「削除 "deleted"」ではなく「無効 (disabled)」なのは何故?
  • 型が BOOLEAN ではなく INTEGER なのは何故?

これは、「削除」という状態を「無効度」という概念に包括して考えるためです。

甲府市内のとある会社さんよりシステム改修の案件を頂き、今月15日からそちらの仕事に奮闘中。 手掛けているのは、Ruby on Rails で構築されたウェブアプリケーションと、Asterisk という内線交換機の連携によって稼動しているサービスです。

Ruby は全く支障なく扱うことができますが、Rails についてはこれまで殆ど扱った携わった経験がないため、若干の勉強が必要です。 現在でも完全に使いこなせるわけではありませんが、とりあえず目的の作業を遂行するのに必要なだけの知識は得ることができました。 Rails は、自分がスクラッチでシステムを組む際には絶対に選ばないシロモノではありますが、世間的にかなり普及しているフレームワークなので、その経験があれば後の仕事の幅は確実に確実がります。 書いていて若干のストレスはありますが、良い機会なので、ちょっと気合を入れて学んでみましょう。

Asterisk については、内線交換機の動作を制御するための「番号計画 (number planning)」と呼ばれるコードを、"AEL (Asterisk Extension Language)" という言語で記述する作業が主体。 AELはスタックの概念を持たない言語なので、プログラムの流れを考える際にアタマの切り替えが必要になります。 N88-BASICを思い出して、ノスタルジィに浸ってみたり。 GOSUB, RETURN... こちらも、こんな機会でもなければ触れることのないシステムなので、できるだけ多くのことを学び取ろうと画策中です。

ノートだけで仕事をするのは少々きついので、デスクトップPCを一台、新規に購入しました。 OSは Windows 7 (64ビット版) を搭載。 さっそく環境設定や各種ソフトウェアのインストールを行います。

これまで XP を使い続けていたのは、Vista 以降、Windows (に限らず Microsoft 製品全般) のユーザインターフェイスのレベルが無残なほどに低下していたからに他なりません。 (参考: Eyes, JAPAN Blog: Windows Vista) 7になってもインターフェイスの改良の気配は見られず、各種の挙動にイライラしながら設定作業を行っているのが現状です。 各種プログラムの中でも特にひどいのが、Windows Live Messenger 2011." 「わざと使いづらいように作っているのか?」と疑念を抱かずにはいられないレベルです。

というわけで今回は、UI設計の反面教師とすべく、この最悪のインターフェイスについて詳しく解説をしていきたいと思います。



These are our most popular posts:

flint blog

6 日前 ... 己の在り方や為すべきことについて考えるとき、私はいつも「理想」と「現実」という二つの 軸に沿って問題を整理します。 ... あれこれと忙しくしている間はそちらに意識が集中する ため、気分転換・ストレス解消にはもってこいの作業です。 ... 背広は自分で洗うことが 難しいのでクリーニングに出していますが、ワイシャツの洗濯と、アイロン掛けは自分で 行ってい ... [ 0: 有効, 1: 無効, 2: 削除 ] ... その最終の更新についてさえ、「いつ」行われ たかは分かるものの、「どのような」変更がなされたかについては、何の ... read more

デントリペアのコスト見積りに関するご質問

私は任意の顕著なが表示されません, しかし、ただではどれがスライドでないことを確認 したい. どのくらいのスライドのぼろを引き出すだろう コスト あまりに? と基本的な クリーニング. ... 多くの楽器の修理技術者は単に自動車整備士のような時間で充電. ... あなたはそれを取る場合, 彼らはあなたの見積もりを与える必要がありますし、そこから 何をするかを決めることができます. ... 私はちょうど私が彼女を与えることができる見積 価格を必要とする, 彼女はどちらか私にトランペットを支払うためにお金を与えることに なることを ... read more

お香と浄化

香場所を浄化する、または人を燻蒸消毒に使用することができますが、範囲が有効非常 に軽度から非常に強力に異なります。彼らは精神 ... どのような場合は戻って、以前より 高度な段階で病気を癒すための時間で行くか? ... 力、香の書き込み場所に来ると、 彼らは自然マニフェスト;このように私たちは私たちがそれらを呼び出す場所にしたい 効果を得る。 ... 少なくとも、windows を終了する前に、半分の時間を待ちます。 ... Take1\4 ブラウン シュガーと 2 つまたは 3 つのミックス小さじ 1 杯の蜂蜜をスプーンで を削除します。 read more

Glass Block Window in an Exterior Wall : Get Up! and DIY

2012年2月11日 ... これは、コードでシャワーに対してため (ひじそれか何かヒット) ガラス改、大きなガラス の破片を作成するかどうかです。 .... 任意の釘またはそれ固定するネジを削除するには 、側翼を実行します。 ... のシステムに付属のブックレットの正確な幅と高さをフレームを 使用しているどのように多くのブロックによるとを指示します。 ... 以来、私たちが、ウェット の環境 (シャワー) このウィンドウをインストールする私たちも、インナー エッジの周りを ラップ シャワー .... ちょうどそれ、チャンネルの位置にスライドさせます。 read more

0 件のコメント:

コメントを投稿