寝苦しい夏季の屋根裏遮熱対策
- 投稿日時:
- 2009.10.
どのように私は太陽の色合いをロールアップしていない
10 - 回答件数:
- 2件
昨年、木軸在来工法で新築したのですが、夏場の2階居室は暑く、夜も寝苦しいです。
そこで天井裏にタイベックシルバーかパーフェクトバリアアルミ遮熱シート(いずれも透湿性)をDIY施工しようと考えています。我が家は天井断熱で屋根裏の換気は軒裏換気のみです。この場合は天井断熱材の上に遮熱シートを施工するしかないのでしょうか。埃の心配も懸念されますし、また軒裏換気の風量にも左右されると思いますが、輻射熱が屋根裏空間へより一層篭もるのではないかと心配です。
希望としては、屋根に近く施工した方が屋根裏空間の温度上昇を防げると思うので、通気層を考え垂木の家屋側に貼り付けたいのですが、棟換気が無いため暖かい空気が上方(棟部分)に溜まるだけで空気の流れが無くなり遮熱シートと野地板との間に結露が生じると思っています(将来屋根裏を部屋にするため、遮熱シートを貼った後にベニア板を貼ろうと思っています)。この点について良策があればご教授願います。
我が家の仕様は下記の通りです。
・屋根は瓦葺(黒色)で切妻。
・天井断熱の断熱材はネオマフォームの25mmを使用。
・屋根裏の換気は軒裏換気のみ。なお軒裏換気は外壁内の通気も兼ねる。
・木軸在来工法で外断熱(屋根を除く)、一応高・高住宅とのこと。
・建築地域は省エネ地域?。
上部にはガラスのスライドドアハング
- ニックネーム:
- キョロ@
- 性別:
- 男性
- 都道府県:
- 福井県
- 年齢:
- 44歳
- 投稿者:
- 森岡 篤
- 投稿日時:
- 2009.10.11
キョロ@さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
冬の最低外気温を-5℃、室内快適温度を20℃とすると、温度差は、25℃、
夏の最高気温を38℃、室内快適温度を28℃とすると、温度差は、10℃
と、夏の方が少ないエネルギーで快適温度を得られるように見えます。
ところが、真夏炎天下の屋根は、60〜70℃に達するので、快適温度との差は、40℃近くなることがあります。
さらに、窓から日が差し込んだり、人からの熱の負荷が加わるため、夏の方が快適温度を保つのは難しいです。
屋根の構造の詳細がわからないので、はっきりしたことは言えませんが、天井断熱で屋根裏の換気は軒裏換気のみ、ということで、屋根裏がかなり高い温度になっている可能性があります。
天井断熱があっても、その上が長時間高温状態だと、2階は暑くなってしまいます。
どこオーバーヘッドドアを購入することができます
暑さを解決するのに、最も効果的なのは、屋根裏の温度を下げる事=屋根裏を十分換気することです。
屋根は切妻ということなので、両側の妻面に、十分なサイズの換気口(+ベンドキャップ)を付けることで、屋根裏換気をすることができます。(自然換気、又は強制換気)
ご質問の遮熱シートは、断熱性能はなく、熱線を反射するだけです。
屋根裏内の空気が暑くなっているので、ご指摘のように、天井断熱の上の設置は、効果ないと思います。
屋根表面であれば確実に効果が出ますが、事実上不可能です。
屋根近くでも、屋根の下ではどうでしょうか、屋根自体が熱くなっているので効果少ないかもしれません。
最も効果があるのは、屋根面にも断熱し、屋根裏を換気することだと思います。
参考にしていただけたら幸です。
[[パルティータ建築工房サイトはこちら:
東京都中野区の建築設計事務所 注文住宅/二世帯住宅/リフォーム
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回答ありがとうございます。
断熱と換気が重要なんだと改めて痛感しました。
妻面は東西ですので、それぞれ150mmの通気口を開け、東側より吸気し西側へ排気ファンを取り付けようと思います。屋根面の断熱は来夏までに予算と見合わせてながら選定していきたいと思います。
大変参考になりました。構想を練り直し来夏までにじっくりと取り組んで生きたいと思います。
具体的な方策として
- 投稿者:
- noname
- 投稿日時:
- 2009.10.12
キョロ@様
文面、拝見致しました。
一応、高・高住宅とのことですが、はっきり言って、これはイカサマですね。
高・高住宅で2階の居室が夏場、暑い、というのは、そう断言して構わないでしょう。
外断熱と言うなら、屋根まですっぽり包んでしまうべきもので、例え、屋根だけ内断熱(天井)断熱とした場合でも、ネオマの25mmでは、最低必要な厚みの半分しかありませんから、暑いのは当然です。
理論的な解説は、先に森岡さんが丁寧に答えて下さっているので、私は具体的な対処法についてお話しさせて頂きます。
まず、ここでお考えの遮熱シートは意味が無いので止めましょう。
将来的に屋根裏を部屋にしたい、とのお考えの様ですから、屋根面での断熱を考えましょう。
屋根の垂木のフトコロが150mm以上あればいいのですが、無ければ、胴縁を打って150mm以上のフトコロを確保し、吹き込みシート(主に不織布)を張って、セルロースファイバー(SF)を充填します。小屋裏屋根面の仕上げは、ベニアではなく石膏ボードを貼って下さい。
以上です。
<以上の仕様とする主な理由>
1)遮熱の効果を活かせる屋根断面になていないので、断熱に頼るしかないこと。
2)同じ厚みで考えれば、プラ系断熱材よりSFの方が断熱性能が高いこと。
3)屋根に通気層がないので、湿気を外に排出する事ができない。→保湿性の高いSFで屋根面の結露を防ぎ、SFを介して室内側で湿気のやりとりをするしかない。
4)ベニアではなく、石膏ボードを用いるのは、できるだけ透湿性のある面材でSFの吸放湿性を活かすため。
5)外壁の通気は軒天換気口に任せるしかない。
以上が、この案件で考え得る最良の方法です。
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